カンナビノイド

大麻成分CBDは本当に安心・安全なのか?

CBDが実に沢山の疾患に効果が期待出来るとのことで興味を持つ方が増えています。

ただ、大麻成分ということで本当に安全なのか?日本の法律に抵触しないのか?実際に使うなら気をつけておくべきことはないのか?

このような疑問を解決し、正しい知識をもってもらうことがこの記事の目的です。

WHO(世界保健機関)の検証結果

CBDの有効性・安全性に関してはWHO(世界保健機関)が公式に発表しています。

WHOのレポートはコチラ(2017年11月)
https://www.who.int/medicines/access/controlled-substances/5.2_CBD.pdf

要約すると、WHOの検証で判ったことは、

  • CBDは体内でTHCに変換されない ⇒ つまりハイにならない。
  • CBDは乱用しても依存性がない。
  • CBDはてんかんの治療効果が実証されている。
  • CBDは多くの病気に効果があることが研究で分かってきた。
  • CBDの副作用は一緒に使う医薬品の影響と考えられる。
  • いくつかの国はCBDを薬として受け入れるために規制を変更している。

という内容です。

なお、上記レポートではCBDが治療効果をもたらす可能性のある疾患の概要を一覧で具体的に示しています。(PDF資料18ページ↓)

疾患効能
アルツハイマー病in vitro 及び in vivo のアミロイドβ蛋白(Aβ)惹起性の神経炎症及び神
経変性反応における抗炎症性、抗酸化性、抗アポトーシス性
パーキンソン病ドーパミン作動性損傷の減衰(in vivo); 神経保護; 精神症状評価の向上
とアジテーション(不穏・興奮)、患者における悪夢と攻撃的行動の減少
多発性硬化症マウスにおける EAE(実験的自己免疫性脳脊髄炎:Experimental
autoimmune encephalomyelitis)改善の徴候、抗炎症性と免疫調節特性
ハンチントン病トランスジェニックマウス(遺伝子導入マウス)モデルにおける神経保護作用と抗酸化作用; 患者間に臨床的な有意差はみられなかった
低酸素虚血性脳障害短期的神経保護作用; 興奮毒性、酸化ストレス、炎症の抑制(in vitro と
げっ歯類動物モデル)
疼痛他の治療法に効果がみられない(薬剤抵抗性のある)神経因性疼痛を患う患者における鎮痛作用
精神障害統合失調症の動物モデルにおける行動変化及びグリア(神経膠)的変化の減衰; ケタミン誘導性の症状に対する抗精神障害特性
不安筋緊張、不穏状態、疲労、集中困難の減少、不安とストレスのげっ歯類動物モデルにおける社会的相互行為(他の個体との関わり)の向上; 患者における社会不安の減少
抑うつ抑うつのげっ歯類遺伝モデルにおける抗うつ作用
がん広範囲に及ぶがんの種類における抗増殖及び抗浸潤活性; オートファジー介在性がん細胞死の誘発; 化学予防作用
吐き気(悪心)吐き気(悪心)の抑止とラットにおける条件付きギャッピング(大口開け:吐き気を意味する行動)
炎症性疾患いくつかの in vitro 及び in vivo モデルにおける抗炎症特性; 炎症性サ
イトカイン及び経路の阻害
関節リウマチ動物モデルにおける TNF-αの抑制
感染症メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する活性
炎症性腸疾患とクローン
in vivo 及び ex vivo におけるマクロファージ動員及び TNF-α分泌の抑
制; クローン病患者における疾患活性指数の減少
心血管疾患in vitro 及び in vivo における抗酸化及び抗炎症特性を通した梗塞サイ
ズの減少
糖尿病合併症心筋機能不全と繊維化の減衰

注)
in vitro 試験管内での実験
in vivo 実験動物などを用いた生体内での実験
ex vivo 生体外で培養細胞組織での実験

WHOは長年大麻には常習性があって危険な薬物であるとしていましたが、医療用大麻の研究によりCBDの治療効果が分かってきたため最新の検証を行い、その結果を発表するに至ります。

これを受けて世界各国での大麻合法化への動きが2018年以降活発になっていきます。

科学的なリスク評価ではアルコールの100倍以上安全であることが分かっているそうです。
(常習性・中毒性があるアルコールのほうがよっぽどリスクが高いってことですね 😆 )

CBD製品としての品質・安全性

摂取方法

まずどのような摂取方法があるのかを確認しておきます。
日本においてCBDを摂取する方法は主に以下の二つです。

経口摂取

高い効果が期待されており、コチラが一般的な摂取方法です。
有効成分を溶かしこんだオイルで摂取する方法と食品に混ぜて摂取する方法があります。

CBDオイルの場合は舌下に垂らして60秒から90秒なじませてから飲み込む方法が成分の吸収に最も効率的です。これは、口内の粘膜が栄養成分を吸収するとともに舌の下には毛細血管が集中していてCBDが消化器官を経由することなく直接血流に取り込まれるためです。

日本では一般的ではありませんが、クッキーやグミ、お茶などに混ぜて摂取する方法もあり、アメリカでは多くの食品が販売されています。

 

ヴェポライザー(電子タバコ)で気化吸入

次に気化吸入ですが、有効成分を水蒸気化して吸入して摂取する方法です。これはヴェポライザーと呼ばれる加熱式の喫煙器具(加熱式電子タバコ)を用います。葉や茎などから抽出されたオイルなどを電気で170℃前後に温め、気化した成分を吸入する方法です。普通のタバコの喫煙とは違ってタールや一酸化炭素、ニコチンなどの毒物は発生しません。

気化吸入は経口摂取よりも効果を感じられるまでの時間が圧倒的に短いと言う特徴があり、
効果が現れるまでに数時間かかる経口摂取に比べてヴェポライザーを使用すると吸引してからわずか30分~60分で効果を感じることがあります。しかし、CBD効果の持続時間という面ではカプセルなどで摂取するほうが長い傾向にあります。

安全性

CBDブームにのかって粗悪な製品も出回っているようです。CBDの含有量が表記と異なっていたり、残留農薬或いは有害な金属が含まれていたり・・・

ですので購入する場合は事前に十分チェックするようにしましょう。
全て公表されている訳ではありませんが、以下のポイントに注意してチェックするといいでしょう。

原料の栽培方法

CBDは基本的に大麻草の茎と種子が原料になります。しかし、それらに含まれるCBDは非常に僅かであるため大量の原料から抽出して濃縮しなければなりません。

当然ですが、大麻草自体が有機農業で栽培されていることが望ましく、さらに言うと土壌の重金属汚染なども影響してきます。というのも大麻草は特に土壌の重金属や農薬を吸収する性質があるためです。

CBDの抽出方法

産業用の麻の場合は抽出の過程で化学薬品や溶剤で処理されている可能性があります。

CBDの抽出においては、その過程で有害な化学物質を使わず、その代わりに安全である超臨界二酸化炭素、或いは二酸化炭素抽出を使用していることが望ましいです。

製造工程・品質管理

GMP(Good Manufacturing Practice:適正製造規範)という基準があり、原材料の仕入れから製造・出荷までの管理方法や検査基準が設けられています。日本ではGMP認定工場で製造された製品は、その証として『GMP認定マーク』を表示することが出来ます。

海外に目を向けてみると、アメリカではcGMP基準が一般的です。current Good Manufacturing Practiceの略で、現在アメリカで適用されているGMP、つまり最新のGMPであることを意味します。

cGMPは、誰が製造しても、成分のばらつきや変化、異物の混入などが発生せず常に安定した品質の商品製造を可能にすることが目的です。アメリカにおいては、このcGMPをクリアしていない医薬品やサプリメントは販売が許可されません。従ってサプリメントなどの商品にはcGMP基準適合などの表示すらありません 😀

 

それでは日本のGMPとアメリカのcGMPは何が違うのでしょうか?

日本のGMPとアメリカのcGMPについて品質管理の違いを確認してみます。

日本

GMP

アメリカ

cGMP

製造工程ガイドラインのページ数5ページ815ページ
製造・品質管理の厳しさ(基準の有無)任意でOK
※法律で定められていない
法律で基準の取得が義務付けられている
成分は表示通りに入っているか?検査しなくてもOK原材料と加工後に各1回ずつ、合計2回の検査が義務付けられている
成分は体内できちんと溶けるか?検査しなくてもOK法律で検査が義務付けられている
異物混入の恐れ検査しなくてもOK金属探知機での検査が義務付けられている
認定機関による立入り検査の有無なし政府の専門機関(FDA)による抜き打ち検査が行われる
にゃんこナース
にゃんこナース
え~っ!こんなにも厳しさが違うんですかー!?

アメリカのcGMPでは、成分含有量や異物混入、体内での溶解度などについて各項目ごとの検査、チェックが義務付けられています。政府専門機関のFDAによる、施設内への抜き打ち検査も含まれており、非常に厳しく徹底した管理を求められる基準だと言えます。

方や日本では・・・

まず、日本のGMP認定機関は2箇所あります。
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会JIHFS 一般社団法人 日本健康食品企画協会です。

日本の緩すぎる基準を定めているのが日本健康・栄養食品協会であり、ほぼ書類審査のみで認証を得ることが出来るので日本の会社は殆どコチラから認証を得ています。何のためのGMPなのか・・・?

カンナビ博士
カンナビ博士
これならトクホとなんら変わらんのう・・・
そもそも、こんな状況を野放しにしている国がダメなんじゃ!
粗悪なサプリで儲けている輩が多すぎる!なんとかしないと・・・

一方でJIHFS 一般社団法人 日本健康食品企画協会の基準は厳しく、cGMPに近い基準で審査を行います。(監査の様子:http://www.jihfs.jp/gmpn02.html

日本でも最近ではcGMP企画をクリアしている工場もでてきているので購入の際には確認してみるといいでしょう。

上記のとおり、今のところ日本のGMPとアメリカのcGMPでは比較にならないほど基準に差があります。従って、より品質の良いもの、安心安全なものを求めるのであればcGMP基準をクリアしている製品、もちろん原材料がオーガニック農法によるものであることに越したことはありません。

特に品質に厳しいメーカーにおいては第三者機関にて調査した製品分析証明を公表しているところもあります。
例えば、米国コロラドを拠点として世界に高品質のヘンプオイルを提供している『Elixinol』社もその一つで、以下のような成分調査結果をwebで確認することが出来ます。

同様にアメリカのCBDブランド『koi』社も各バッチで製造開始から完成までのトレーサビリティを持っており、成分表も以下のように見ることが出来ます。

マザーミッションが提供するCBD商品について

マザーミッションはCBD商品『RELAKOOL』をこの秋発売開始します。